ビンタに酔う幸せ
「なんで鞭を打っただけなのに、こんなに濡らしているんだ。」
蔑むような声で変態っぷりを詰られ、縛り上げられた縄を引き寄せ、身体を起こされて。。。
「バシーン!」
目の覚めるような厳しいビンタが飛んできます…
くらぁ~っと、目の前の世界が回っていくような感覚。。。
一瞬、体勢を崩してフラ~っとしてしまいましたが、目を閉じたままビンタをいただきやすいように、反対の頬を主様の方へ向けさせていただきます。。
「バシーン」
反対の頬にも主様は強いビンタを下さいます。
ふわ~っと身体が浮き上がるようなふわふわとした感覚。。
繰り返し右の頬、左の頬と主様の体温を感じられる温かい掌で、ぶたれていきます。
振り下ろされる掌。。。
思わず目を硬く閉じ、歯を食いしばってしまうのですが、頬に響く痛みはだんだんと心地よさに変わっていきます。
躰が軽くなって、宙を舞っているかのようなふわふわとした感覚…
痛みを痛みとして感じず、どんどん気持ちよくなっていきます。。。
クラクラしながら、掌を振り下ろされる主様の目をぼんやり見つめます。。
冷たい視線…
ビンタされながら、恍惚の表情を浮かべ、涙を流すわたしを蔑むような目で見降ろしておられる主様。。
「何故、涙を流しているんだ。。?」
そんな風なことを仰られたように思います。。
声にならない声を絞り出すように、感じたままの気持ちをお伝えしました。
「嬉しくて…」
その言葉を発した途端、余計に溢れてくる涙…
怖かったわけではありません。
頬を打たれる痛みから涙を流したわけではありません。
嬉しかったんです。。
ホントに。。。
主様に遣われていることが嬉しくてうれしくて嬉しくて。。
主様に頬を打たれていることがただただ嬉しくて…
込み上げてくる温かい想いがどんどん溢れ、涙となって零れていきました。
何度も何度も頬を打たれ、意識がだんだんと遠のいていく心地よさ。。。
悦びに満たされた心は躰の感覚を鋭敏にし、切ないほど感じてしまいます。。。
麻縄で縛り上げられ、露わになっている乳房の先端を捻りあげられた瞬間、身体が硬直し小刻みに痙攣し始めます。。
「あぁぁぁぁ ダメ、イッちゃう。。。 イきますぅぅぅ!」
絶叫に近い声をあげてしまいました…
あまりに突然に襲った激しい快感に堪えることもできないまま、言葉を発すると同時に絶頂を迎えてしまいました。。。
ガクガクと震え、全身の力が抜けて崩れ落ちそうに…
主様は、うな垂れてしまっていた私の髪の毛を掴み、グッと引き上げて顔を上げさせ更にビンタを下さいました。
目の前が真っ白になって、あまりの心地よさに酔いしれてしまいます。。
涙や鼻水でドロドロになっている顏…
そんな顏を主様に見られてしまうのが恥ずかしくて仕方ないのに、嬉しくて…
何度も何度もぶっていただいたので、主様の掌も熱を帯びて熱くなっているように感じます。
頬に触れる主様の掌のぬくもり…
心の奥まで温めてもらえているような満足感…
ふわっと主様の香りに包まれると同時に唇に触れる柔らかい感触・・・
惨めな姿を晒すわたしを抱き寄せて、熱いkissを下さいました。。。
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